脇役から一気に飛躍 何が有村架純を「主演女優」に変えたのか

公開日: 更新日:

 有村は主演した映画「ビリギャル」もヒットさせているが、「あまちゃん」にも出ていた。主役の天野アキの母親・春子(小泉今日子)の若い頃の役で、回想シーンのみの出演なのに、「カワユイ」と話題になった。

 その後「こうのとりのゆりかご」「弱くても勝てます」「ようこそ、わが家へ」など“脇役”だったが、先月のWOWOWで連ドラ初主演。

 それらのドラマや劇場版「SPEC」シリーズなど、メジャーな現場でいろんな役を積み、台詞回しや“切ない表情”、奇麗に見せる術を身に付けたんだろう。

「昨日公園」の正統派美人女優から「ビリギャル」の派手なギャルまでバケられる幅が、これからさらに広がれば、当コラムで取り上げた石橋杏奈とともに16年は“主演女優”として大ブレークする(ちなみに、ふたりともかつての水着画像がネットで見られる)。

「あまちゃん」の時は10番手くらいだったが、主役だった同年代の能年玲奈橋本愛がパッとしない今、有村がスターに躍り出た。NHKは「あまちゃん」のスピンオフで80年代を舞台に、有村主役の「はるちゃん」を作ってくれないか?

(作家・松野大介)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」