• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

追悼・野坂昭如さん 時代を相手に暴れた「含羞の硬骨漢」

 作家の野坂昭如さんが9日、亡くなった。享年85。昭和ヒトケタ生まれの「焼け跡闇市派」を自称。その活躍は執筆活動にとどまらず、60年代から70年代は「黒眼鏡の鬼才」と呼ばれ、メディアの寵児に。本紙でも75年の創刊時からコラムや小説を連載。歌手、タレント活動、CM、作詞、猥褻裁判、国会議員……と時代を相手に暴れまくった生涯だった。

「句点が少なく、読点だけで書き進める独特の韻律を持つ“野坂調”の文章は樋口一葉の影響を受けたといわれています。若い頃から大酒飲みで、文壇に憧れながら酒を飲む日々をつづった『新宿海溝』という著作もある。晩年は完全なアル中でしたが、酒を飲むのは照れ隠しという側面もあった。昔から女性を口説くときも恥ずかしいからつい飲みすぎてベロベロになってしまう。自分が書いた小説やエッセーも酒が入らないと読み返せないほどでした。そもそも新潟県副知事の息子というお坊ちゃん育ち。本質は含羞の人でした」(出版関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    作家・中村文則氏が警鐘 「全体主義に入ったら戻れない」

  2. 2

    高プロの仰天デタラメ実態「年収1075万円以上」に根拠なし

  3. 3

    神戸市64歳職員が1日3分の“中抜け”で厳罰減給になったワケ

  4. 4

    米朝会談後に「空白の8時間」 金正恩は何をしていたのか

  5. 5

    消防士の腕で眠る赤ちゃん…写真が急拡散したそのワケとは

  6. 6

    原発再稼働で二枚舌 新潟県知事にくすぶる“選挙違反”疑惑

  7. 7

    頭を切断されて10分後にガブリ!ガラガラヘビ驚異の生命力

  8. 8

    父の遺体をBMWに乗せて埋葬…ナイジェリア男性に非難殺到

  9. 9

    “大口”止まらず…本田圭佑が「結果にコミット」と独演会

  10. 10

    最大の後ろ盾も失い…楽天・梨田監督“電撃辞任”の全内幕

もっと見る