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ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「松本人志とお笑いとテレビ」(中央公論新社)などがある。

格差婚も順調 歌ネタブームが後押しする椿鬼奴の“持ち味”

公開日: 更新日:

連載コラム 2016新春「笑」芸人解体新書】

 昨年は千原ジュニア、川島明田中裕二など有名芸人たちの結婚ラッシュがあった。中でも、女性芸人の椿鬼奴(43)の結婚は相手も同じ芸人で話題となった。

 鬼奴のハートを射止めたのはお笑いトリオ「グランジ」の佐藤大(35)。芸人としての収入も少ない上に多額の借金を抱えている佐藤と、テレビでも人気の鬼奴との結婚は典型的な「格差婚」にも見えるが、ギャンブルという共通の趣味があって気が合う2人は幸せそうだ。大久保佳代子、光浦靖子などアラフォー女性芸人は独身組が多い中で、鬼奴の結婚は同世代の女性たちにも夢を与えたのではないか。

 鬼奴は実は育ちがいい。父親がバブル期に株式投資で一財産を築いたため、何不自由ない生活を送っていた。子供の頃は英会話やピアノなどの習い事もしていた。名門女子大を卒業後はペットフードの会社に就職。仕事が退屈すぎたため、習い事感覚でお笑いの養成所に入学したが、その後、勤務先の会社が倒産してしまったため、芸人に専念することになった。

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