充実の女優・桃井かおり ベルリン国際映画祭に意欲満々

公開日: 更新日:

 桃井かおり映画でフル稼働している。監督・出演した邦画と外国映画の2本が2月11日から開催されるベルリン国際映画祭に出品、上映されることが決まった。映画に並々ならぬ意欲を見せてきた桃井にとって長年の苦労が海外で実になりつつある。

 出品されるのは邦画の「火 Hee」とドイツ映画「フクシマ、モナムール(原題)」。前者は2006年の「無花果の顔」に次ぐ桃井の監督第2作にあたる(脚本も書き、主演もしている)。原作は芥川賞作家、中村文則氏の短編「火」だ。

 出演だけの「フクシマ――」はタイトルから、岡田英次が出演したかつての名作「ヒロシマ、モナムール」(公開時の邦題は「二十四時間の情事」)を思い出させる。こちらは原爆投下から数年後の広島を舞台にした男女の恋愛劇だったが、「フクシマ――」もそれに関連があるかもしれない。

 桃井は2000年以降「SAYURI」などのハリウッド映画にも出演し、活動の幅を広げてきた。監督への志向も強く、「無花果の顔」がベルリン国際映画祭などで高い評価を得たことが自信になったのだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝