岩崎宏美さんに60曲 故・阿久悠氏が詞に込めた“女ごころ”

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 謎が解けたのは先生がお亡くなりになる3カ月ほど前。NHKのラジオ番組で私の特集をしてくださった時です。ゲストが阿久先生で、体調がお悪いと聞いていた私はスタジオにお邪魔して質問したら、こんなお答えでした。

「僕は学生時代、友人のラブレターの代筆をよくやったんだ。名前だけ聞いて、もちろん顔も知らないし、プロフィルも聞かない。想像力だけで書いてたんだよ」

 そんな先生にはこんな一面もあります。元夫がドイツに転勤になり、引っ越す直前の食事会で、「何かあったら、すぐに帰ってらっしゃい。我慢することない!」って。まるで父親みたいでしょ? 

 早いもので、阿久先生が亡くなられて9年。いずれ私も先生がいらっしゃるところへ行く日が来るでしょう。先生はきっと、たくさんの詞を書いて待っていて下さると思うんです。その時に「よく頑張ったね」と言っていただけるよう、これからも一生懸命歌っていきたいですね。

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