岩崎宏美さんに60曲 故・阿久悠氏が詞に込めた“女ごころ”

公開日: 更新日:

 昨年、デビュー40周年を迎えた岩崎宏美さん(57)。3月2日には記念コンサート「岩崎宏美 40周年感謝祭 光の軌跡」の東京公演を収録したDVDとブルーレイを同時発売する。そんな岩崎さんが“師匠”と仰ぐのは、作詞家・作家の故・阿久悠氏(享年70)だ。

  ◇  ◇  ◇

 私には恩師といえる方が3人います。デビューまで音楽の基礎をミッチリと教えてくださった、歌手で声楽家の松田トシ先生(故人)。デビュー曲「二重唱(デュエット)」をはじめ、「ロマンス」「センチメンタル」など、私の代表曲の数々を作曲して下さった筒美京平先生。そして、9年前に亡くなられた阿久悠先生です。

 特に阿久先生は「二重唱」から「シンデレラ・ハネムーン」まで14曲連続、アルバム収録を含めると、全部で60曲もの詞を書いていただきました。

 阿久先生の作品は約3000曲あるのだそうですが、60曲も手掛けていただいたのは、たぶん私だけなんじゃないかしら。

 それだけではなく、先生はとてもお忙しい方なのに、必ずレコーディングに立ち会ってくださったんです。「このコをどうやって成人させようか……」。それが先生の口癖だったほど目をかけていただいたから、今があると思いますね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり