映画批評家も酷評 「テラフォーマーズ」なぜ大コケした?

公開日: 更新日:

 先月29日から公開中の邦画話題作「テラフォーマーズ」が大変なことになっている。

 累計発行部数1000万部を超える同名大ベストセラーコミックの映画化で、キャストには伊藤英明山下智久山田孝之小栗旬武井咲篠田麻里子など人気役者がズラリ。事前の大宣伝もあり、ヒットは確実視されていたが、映画ランキングでは7位スタート。翌週は10位まで下がり、“大気圏外”に消え去るのは時間の問題になっている。

「最終的に及第点といわれる10億円には届かない厳しい数字。通常期より観客が見込めるGWでも数字が伸びませんでした」(映画関係者)

 舞台は人類移住のため惑星改造が進む26世紀の火星。ところが地表温度を上げるため500年前に大量に放した「黒くて生命力の強いゴキブリ」が、苛烈な宇宙環境下で想定外の進化を遂げていた……。映画はその駆除にやってきた15人の宇宙飛行士と、人間並みに巨大化した二足歩行型ゴキブリの戦いを描くSFアクションだ。監督はバイオレンス描写に定評があり「ヤッターマン」など漫画の実写化でも実績豊富な三池崇史。日本映画界の総力を挙げたといっても過言ではない万全の布陣だが……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束