末期がん告白 マッハバロン下塚誠さん「毎日を有意義に」

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 さて、神戸生まれの下塚さんは大学受験のために上京。演劇関係者と知り合ったのをきっかけに、東京新社タレント養成所に第1期生として入所。その後、18歳だった72年に連続時代劇「大江戸捜査網」(現テレビ東京)でデビューした。

 転機は74年。特撮ドラマ「スーパーロボット レッドバロン」の後継番組として「スーパーロボット マッハバロン」が企画され、主役に抜擢された。

「そのころは役者に毛が生えた程度のアルバイト生活で、事務所に言われるがままオーディションを受けたんです。ある日、バイトから帰ったら『日本テレビまで来い』と電報が届いてた。何だろうと思って普段着で行ったら、『マッハバロン』の記者発表です。会見席の真ん中に“嵐田陽役・下塚誠”と書かれたプレートが置かれていて。夢じゃないかと思うくらい、びっくりしましたね」

 これには伏線があった。

 下塚さんは当時の日本テレビの看板ドラマ「太陽にほえろ!」で、殉職したジーパン刑事の後任となる“テキサス刑事”三上順役のオーディションを受け、最終審査まで残っていたのだ。

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