著者のコラム一覧
夏目かをる作家

秋田県大館市出身。立教大学文学部卒。出版社、テレビドラマ制作会社、絵本編集者を経てフリーとして活動中。恋愛婚活結婚コラム、映画コラムなど幅広く活動中。 「英語でリッチ!」(アーク出版)で第12回ライターズネットワーク大賞受賞 。新著は小説「ボディ・クラッシュ」(河出書房新社)。

映画が転機に 長澤まさみ「真田丸」で“姉演技”開花の源泉

公開日: 更新日:

 大河ドラマ「真田丸」で、源次郎(堺雅人)の生涯のパートナー・きりを演じている長澤まさみ(29)。源次郎が大坂夏の陣へ向かうきっかけをつくった第40話では、これまでの不評を払拭するほど、迫真の演技で大好評を博した。時に源次郎を叱咤する真摯な愛情には、幼なじみの男性に対する姉のような気持ちがこもっている。女性ファンもとりこにしたのは、母性というより“姉的”な資質が演技に昇華したからだ。

 04年、16歳の時に映画「世界の中心で、愛をさけぶ」で脚光を浴びてから、清純派の役が続いた。だがこれは長澤にとって、逆風だった。芸能リポーター・川内天子氏が長澤の転機を次のように語る。

「清純派は女性に好かれないですね。模索していた長澤は『モテキ』で、見事に一発逆転を果たしました」

 映画「モテキ」(11年、監督・大根仁)では美脚や胸の谷間を惜しげもなく披露し、男性に水を口移しする、ディープキスもと、セクシーシーンを連発。そのなりふり構わずのぶっちゃけた演技で、女性ファンの心をつかんだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ