著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ソロになった中居正広に見る進歩…交際話を聞かれ笑顔で

公開日: 更新日:

 会見やインタビューにおけるタレントの発言は事務所に規制されていることが少なくない。自由に自分の言葉で話せないから、判で押したような発言に終始し面白みを欠く面もある。それがベテラン芸人になると、臨機応変に自分の言葉で話すから面白い。好感度を上げるチャンスである半面、時には“失言”につながることもある。

 中居正広(44)が自身の冠番組の取材会見で約1年ぶりに質疑応答形式で答えた。事前に番組以外の質問はNGと通達されていたが、報道陣が一番、聞きたいことはすでに報じられている6年来の恋人、武田舞香(32)とのこと。「交際は順調ですか」の質問が飛んだ。「話さなーい」と中居は笑顔でかわす余裕さえあった。

 これだけ見てもソロになった中居の進歩がうかがえた。SMAP時代だったら、仮に質問があっても憮然とした表情で無言を貫き、周囲が質問を遮断して中居を守ったはず。芸歴、年齢からして自分の言葉で応じる姿勢が自然とはいえ、これまでは“SMAP”というアイドルの鎧がそうさせなかった。SMAPが解散して3カ月、司会業もますます磨きがかかる中居の今回の会見は、アイドルから解放された素の中居を見た気もする。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る