小島慶子<上> 忖度の時代に「直言」を全うする意義とは

公開日: 更新日:

 TBSを退社して7年。小島慶子さん(44)は、14年2月に生活の拠点をオーストラリアのパースへ移しながらも、独自の“出稼ぎスタイル”で活躍中だ。テレビやツイッターでの発言は、ネットニュースや雑誌でたびたび取り上げられ、物議を醸している。世は忖度の時代。はっきりと主張するスタンスは風当たりも強そうだが、本人はいたって自然体だ。

 ◇  ◇  ◇

 それにしてもこの7年、あっという間でした。会社を辞めたのは、企業の発表係ではなく、自分のパーソナリティーが商品になる仕事の方が性に合っていると思ったからです。いまでこそ笑い話ですが、「それではCMの後、衝撃のVTRです」といった一行のカンペすらまともに読めない局アナでした。決められたコメントだとつっかえちゃう。それはきっと我が強い脳ミソに原因があるからなんだろうと考え、局アナには不向きだなと(苦笑い)。発表係を本分とする仕事の適性がないことに、15年かかって気づいたのです。

 私はエゴサーチの類いは一切やりません。人前に出る仕事は〈よりまし〉や〈かたしろ〉のようなものだと思っています。視聴者は、自身の思いやイメージを流しびなのように出演者に乗せて流してスッキリするもの。好きや嫌い、共感する、反感を持つなどの心の動きは、他人がコントロールできるものではありません。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  2. 2

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  3. 3

    広瀬すず 映画賞受賞ラッシュでも残された大仕事「大河ドラマ出演」への“唯一のネック”

  4. 4

    侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち トレーナーの劣悪待遇に俳優・渡辺謙もビックリ?

  5. 5

    経済効果1000億円!「嵐」ラストコンサートの心憎い演出と現地の熱狂をファンが語る

  1. 6

    伊原春樹監督との“壮絶確執”の前日譚 監督就任を知って絶望、引退が頭を過ぎった

  2. 7

    「タニマチの連れの女性に手を出し…」問題視されていた暴行“被害者”伯乃富士の酒癖・女癖・非常識

  3. 8

    和久田麻由子は“女子御三家”の女子学院から東大へ 元NHKの先輩・膳場貴子と重なるキャリア

  4. 9

    高市首相の訪米につきまとう「外交オンチ」不安 トランプすり寄り一辺倒なら予算案年度内成立は頓挫必至

  5. 10

    活動停止→STARTO社退社後も“芸能界引退”はしない? 嵐リーダー大野智の“マル秘”ビジネスプラン