新田恵利や岩間沙織も献身 芸能人と介護“好相性”の理由

公開日: 更新日:

 介護中心の生活にシフトしている芸能人が注目される中、元おニャン子クラブ新田恵利(49)も今年4月、88歳の母親を神奈川県内で自宅介護している苦労や喜びを語っている。

 おむつ替えも初めてで、苦労をひとりで抱え込むのかと不安だったそうだが、「在宅だと日々の状態や回復が分かります。コミュニケーションが密に取れます。介護している側の満足感、充実感も大きいと感じています」などとコメントした。

 80年代アイドルのひとり、北原佐和子(53)はホームヘルパーや介護福祉士、ケアマネジャーの資格を取得し、施設などで活躍中というし、元セイントフォーの岩間沙織(53)は東京・板橋区で介護タクシーの運転手や訪問介護の仕事をしているそうだ。

 介護ビジネスも手掛ける芸能プロデューサー、野島茂朗氏が言う。

「芸能と介護というと、遠い印象もあるかと思いますが、実際はそうでもないんです。介護施設ではどこも歌のゲームなど、レクリエーションの時間があり、芸能人なら言うまでもなく得意ですし、TVで知った顔ですから、お年寄りにも喜ばれる。介護も芸能界もコミュニケーション能力の高さが必要で、どんな方に対しても合わせられなければなりませんし、介護の現場で必要かつ有効なエンターテイナー性も持ち合わせている。芸能界という大変な業界で、さまざまなファンらと接してきた経験もプラスに働き、うってつけなんですね」

 今の超高齢化社会のニッポンを、往年のアイドルたちが支える一面もあるのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」