北野誠さん 「残穢」は捨てて帰ろうと思うほど怖かった

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恋愛小説や軽いエッセー以外は何でも読みますけど、中でも小説が多い。毎晩、寝る前に読むのが大好きなんです。夜11時ぐらいにベッドに入って12時か12時半ぐらいまで。本は“睡眠導入剤”ですね。ところが、具体的な映像が浮かんでくるような面白い本だとやめられなくなり、そのまま最後まで読んでしまって寝不足になる(笑い)。でも、眠れなくなるほどの本に出合えるのがうれしいんですよ」

 最近、「ジャパニーズホラー小説の第1位!」と周りに薦めているのが、昨年、映画化もされた小野不由美の「残穢」。心霊スポットをリポートするホラーDVD「おまえら行くな。」シリーズで知られる北野さんらしい一冊だ。

「その本は、小学校の同級生と飲んでいたら、『誠が好きそうやからやるわ』ともらったんです。同級生は、5ページほど読んであまりにも怖くなったそうで、その日の帰り道、新大阪から東京へ向かう新幹線の中で本を開きました。浜松あたりで『しまった、読むんやなかった』って後悔して、東京駅で読み終えた時は、ゴミ箱に捨てて帰ろうかなと思ったほど。でも、怖いもの見たさでまた読みたくなり、珍しく2回読んだ。今も東京の家に置いてあります。この後悔する気持ちを分かち合いたくて、人に薦めているんです」

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