北野誠さん 「残穢」は捨てて帰ろうと思うほど怖かった

公開日: 更新日:

「恋愛小説や軽いエッセー以外は何でも読みますけど、中でも小説が多い。毎晩、寝る前に読むのが大好きなんです。夜11時ぐらいにベッドに入って12時か12時半ぐらいまで。本は“睡眠導入剤”ですね。ところが、具体的な映像が浮かんでくるような面白い本だとやめられなくなり、そのまま最後まで読んでしまって寝不足になる(笑い)。でも、眠れなくなるほどの本に出合えるのがうれしいんですよ」

 最近、「ジャパニーズホラー小説の第1位!」と周りに薦めているのが、昨年、映画化もされた小野不由美の「残穢」。心霊スポットをリポートするホラーDVD「おまえら行くな。」シリーズで知られる北野さんらしい一冊だ。

「その本は、小学校の同級生と飲んでいたら、『誠が好きそうやからやるわ』ともらったんです。同級生は、5ページほど読んであまりにも怖くなったそうで、その日の帰り道、新大阪から東京へ向かう新幹線の中で本を開きました。浜松あたりで『しまった、読むんやなかった』って後悔して、東京駅で読み終えた時は、ゴミ箱に捨てて帰ろうかなと思ったほど。でも、怖いもの見たさでまた読みたくなり、珍しく2回読んだ。今も東京の家に置いてあります。この後悔する気持ちを分かち合いたくて、人に薦めているんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも