プラス材料がズラリ NHK大河「西郷どん」期待大のワケ

公開日: 更新日:

 大河ドラマ「おんな城主 直虎」が終わった。井伊家のもっと劇的な歴史を描くのかと思ったら、徳川家康の重臣になるまでを描いた中途半端な物語で、史実かどうかも首をひねりたくなるようなエピソードも多く、視聴率も50話平均でワースト3の12・8%だった。

 だから、期待したくなるのが来年の西郷隆盛を描いた「西郷(せご)どん」である。主演の鈴木亮平には大役すぎて一抹の不安があるが、脇を固めるのが瑛太、風間杜夫、渡辺謙、女優は松坂慶子黒木華北川景子らで「直虎」に比べたら格段に豪華。西郷どんの話でこれだけの陣容なら、少々脚本がダメでも面白くなる気がするが、脚本を担当するのが中園ミホだから期待が高まるばかり。

「中園の代表作のひとつはテレ朝のドラマ『ドクターX』。終わったばかりの『シーズン5』には関わっていませんが、シリーズの最大の立役者です。林真理子原作の物語を上手に料理して波乱に満ちた“西郷どん”を描いてくれるのでは。それとナレーションが体調不良の市原悦子から西田敏行に代わりましたが、西田はテレ朝の高視聴率番組『人生の楽園』のナレーションを担当しているベテランです。“テレ朝のヒットメーカー”のコンビが関わっているのもプラス材料ですね」(ドラマ関係者)

 1年間の長丁場だけに、「西郷どん」には期待したいものだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも