90年代はやりたい放題だった…とんねるずへのノスタルジー

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 セクハラ、パワハラが社会問題になって久しいが、とんねるず石橋のこれらのシーンは今ならコンプラでアウトだ。コンプラこと、企業コンプライアンスはどの局でも神経をすり減らしている。なにか問題を起こして、株価に影響が出たら大変だ、スポンサーが何か言ってきたらどうしようと、ビクビクなのである。たとえ予期できぬ放送事故だったとしても、言い訳にはできない。

 羹に懲りて膾を吹くじゃないが、最近は内輪のプラン会議でも、スタッフに女がいると気を使う。

■プロデューサーは局の廊下で女子アナに「いいセックスしてる?」

 たとえば、その女性スタッフが髪をショートにして登場した場合。

「へぇ髪、切ってたんだあ。奇麗になったね」などと、つい言ってしまいそうになるが、これはもちろん、アウトだ。「奇麗になったね」は、相手の受け取り方によっては、こう言われかねない。

「そうですか。では私のこと奇麗じゃないと思っていたんですね」


 髪の長さ、化粧の濃淡、服装うんぬんはどれもセクハラ。バブル期だったか、ポロシャツにサマーセーターを引っ掛けたような格好のプロデューサーが局内を流し、廊下ですれ違う女子アナに「いいセックスしてる?」などと声をかけて、いい気になっていたが、今なら即クビだろうし、名誉毀損で訴えられて、損害賠償ものだ。

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