90年代はやりたい放題だった…とんねるずへのノスタルジー

公開日: 更新日:

 オウム真理教の元教祖、麻原彰晃ら7人の死刑が執行された今月は、ある動画がネットユーザーの耳目を集めた。とんねるず日本テレビ系バラエティー「生でダラダラいかせて!!」が麻原元死刑囚をゲストとして生出演させ、高校生からの恋愛質問などを投げかけている番組映像(写真)だ。ときは1990年代初頭、好きな女優はいるかとの問いに「秋吉久美子が好きだった」と麻原が答えると、オオーッとざわめきが起こり、自分たちには遠い存在の文化人か何かを身近に感じて喜んでいたのである。

 中高年世代にはお分かりだと思うが、とんねるずはやりたい放題であった。1985年に深夜番組「オールナイトフジ」でデビュー曲「一気!」を熱唱しつつ、石橋貴明がカメラマンに突進して高額なカメラを倒し、ぶっ壊したのにはじまり、別の番組中、飯島直子に「胸、触らせて」などと迫り、揉んだとか、「みなさんのおかげです」の「近未来警察072」なるコーナーで、松嶋菜々子を四つん這いにさせて喘ぎ声を出させたり「こんなの初めて」などと言わせたり。小泉今日子を布団に寝かせ、添い寝した石橋が小泉に抱きついて体を小刻みに動かして「ごめんね、ごめんね」とやったり、挙げていったら切りがない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ