「うちの若殿は化け猫なので2」三川みり著
「うちの若殿は化け猫なので2」三川みり著
小鹿藩の若殿、虎千代は、藩主と、縞という名の化け猫の間に生まれた半化け猫である。藩の上屋敷は縞の張った結界に守られているのでここにいれば安全なのだが、虎千代はときどき逃げだそうとする。小姓の梓木奏一郎が説教していたとき、なりかけ化け猫の雉女が帰ってきて、虎千代にしがみついて泣きだした。
長屋に行くと、雉女の姉猫が威嚇の声をあげて奏一郎を睨みつけた。母猫は、一太がいなくなった夜に感じた匂いがする、と。それは昔、奏一郎の先祖の歩き巫女が魑魅の栖(すみか)を封じたときについた匂いだった。
化け猫若殿と若侍が妖怪退治に活躍する物語。
(光文社 858円)


















