受信料収入4年連続最高 NHK“数十円値下げ”にも姑息な狙い

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 今月、NHKが受信料を一律で値下げする意向を示した。NHKの2017年度の受信料収入は6913億円と4年連続で過去最高を更新。ベラボーに儲かっているだけでなく、一般企業の内部留保に当たる繰越金も800億円近くため込んでいる。視聴者の皆さまに還元する意味で値下げは当たり前の話。NHKは放送法を所管する総務省から値下げを迫られ、しぶしぶ認めたようだ。

 NHKが値下げを実施するのは12年の「月額7%(120円)」以来、2回目。下げ幅や実施時期は年内に決まるもようで、「数%(数十円)」になるだろうと一部で報道されている。現在の受信料は、地上契約が月額1260円(口座振替、クレジット払い)。料金は、12万作品のドラマやアニメが見放題のdTV(500円/月・税抜き)などの定額制動画配信サービスの2倍以上もする。

 ネット上では「半額以下になるのかと思った」など、驚きとともに批判的なコメントが並んでいる。19年10月に消費税が10%に引き上げられ、これまで以上に家計が苦しくなることを考えればもっともな意見だろう。

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