「団十郎」襲名の海老蔵が「白猿」に込めた暴行事件の自戒

公開日: 更新日:

「海老蔵さんの団十郎襲名は既定路線ですし、彼しかいないのですから、襲名への驚きはほとんどないに等しい。ただ、松竹の関係者は本当に反省したのか、その振る舞いでまたトラブルを起こすことはないか、判断するまで相当の慎重を期したでしょう。もしまた何かあり、団十郎の名跡を傷つけるようなことになったら、目も当てられませんからね」

 青山氏は海老蔵の襲名する団十郎のあとに「白猿」がついていることに注目だという。「白猿」は5代目団十郎が俳名として用い、その孫である7代目も俳名で使用したとされる。

「ぼくが聞いた話では、こうです。昔から猿は人間より髪の毛が3本足りない。つまり先代や名をなした代々の団十郎には遠く及ばないという意味が『白猿』には込められている。それをまた海老蔵さんが自らにつけたのは、もともと自身がやんちゃであることの深い自戒と反省があるようにもみえるのです」(青山氏)

 海老蔵は17年6月に妻の麻央さんを亡くし、現在は幼い子ども2人を抱えるシングルファーザー。京都の社長令嬢であるとか、女優の米倉涼子であるとか、ちらほら再婚の噂を報じられている。女遊びは芸能の肥やしという世界だとしても、襲名披露興行ともなればてんてこ舞いで、妻がそばで支えてくれるに越したことはない。芸能リポーターの城下尊之氏は言う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで