韓流は世界進出加速も…J-POP国際化置いてきぼりの“元凶”

公開日: 更新日:

 人気K―POPガールズグループ「TWICE」の新曲「Fancy You」が22日に発売されることが明らかになった。さらに、TWICE初となるワールドツアーの開催も決定。ロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴを含む全9都市で5月から始まる。

 また、4日には人気グループ「EXO」の弟分「NCT127」が米国のレコード会社と契約した。

韓流アーティストの米国進出が後を絶ちません」と、日韓芸能ジャーナリストの吉岡斗志氏がこう続ける。

「昨年から活躍している『BTS』と『BLACKPINK』を含め、韓国4大芸能事務所に所属するグループが米国進出を果たしました。K―POPが受け入れられるようになった米国でガンガン稼ぐ目論みでしょう」

 今後はBTSの弟分「TXT」をはじめ、TWICEの妹分「ITZY」も米国進出予定といわれている。一方、国内に目を向けると、日本を代表する“ジャニーズ”や“坂道AKB”などの海外進出先は、アジア圏がメインだ。

「EXILEなどが所属するLDHは世界展開を進めていますが、韓国勢の後塵を拝しています。元凶は、海外進出に積極的ではないテレビ局だと思います。韓国では音楽番組が毎日のように放送される。終了後にはユーチューブのK―POPチャンネルで配信され、世界中の人が見ます。しかし、日本は国際化が進んでいません。年末の『紅白』や『レコード大賞』でさえ、いまだに海外メディアからの取材を断っている。日本のテレビ局が気にしているのは視聴率とスポンサーだけのようで、残念です」(吉岡斗志氏)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手