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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

イラン戦争は人類初の「AI戦争に」…思考を超える速度の危うさを露呈

公開日: 更新日:

 イラン戦争が開戦から1週間あまり。衝撃だったのは爆撃の規模だけでなく、その異様な速さだ。背景として指摘されるのがAIの導入である。

 ウォールストリート・ジャーナルは今回の戦争について、AIが戦争を「ターボ化」していると報じた。他のメディアでも、「AI支援型戦争」「AI主導に近づく戦争」などの表現が目立ち始めている。もちろん、まだロボットが自律的に戦っているわけではない。AIが活躍するのは戦場の舞台裏だ。情報収集から作戦計画、被害評価まで幅広く使われる。

 特に標的候補の抽出では、通信傍受や監視映像、センサー情報など、人間では処理しきれない膨大なデータを分析し、短時間で標的を絞り込む。最終的な攻撃判断は人間が下す。ただ問題なのは、その「判断までの時間」が急速に短くなっていることだ。

 英ガーディアン紙は、「イラン戦争は、思考よりも速いAI爆撃の時代を告げる」と警告した。記事が指摘するのは「判断時間の圧縮」である。AIが高速で提示した情報を前にして、人間は急いで決めるしかなくなる。また、AIが示した分析を人間が十分疑わず受け入れてしまう「自動化バイアス」も起きやすい。

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