宇宙からミリ単位で橋の異変を察知! 崩壊前兆を早期発見する新技術に世界中が注目

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 衛星から地球上にある橋の崩壊リスクを極めて正確に測定できる観測技術が開発された。

 米ヒューストン大学をはじめとする国際チームによるもので、「多時相干渉合成開口レーダー」と呼ばれる超精密な遠隔観測技術だ。2025年10月に科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に論文が掲載された。

 多時相干渉合成開口レーダーは、橋の表面にあるレーダー波をいつも同じように跳ね返す安定したポイントを衛星が何度も観測し、橋の変化をミリ単位で検出する。これは衛星1基で何百もの橋を天候に影響を受けることなく観測可能だという。

 この測定により、橋脚の下の地盤沈下や地すべり、橋自体の素材の劣化による変化といった兆候を検知し、橋に構造的な損傷が実際に発生するはるか前に危険を特定できるというのだ。

 従来の橋の管理は、半年ごとの現地での視認検査が主流だが、主観的で費用がかかる。また橋に直接設置する「構造ヘルスモニタリング(SHM)センサー」は精密なデータを提供するものの、設置されている長スパン橋(橋脚と橋脚の間の距離が150メートル超の橋)は世界で20%に満たない。

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