宇宙からミリ単位で橋の異変を察知! 崩壊前兆を早期発見する新技術に世界中が注目

公開日: 更新日:

 衛星から地球上にある橋の崩壊リスクを極めて正確に測定できる観測技術が開発された。

 米ヒューストン大学をはじめとする国際チームによるもので、「多時相干渉合成開口レーダー」と呼ばれる超精密な遠隔観測技術だ。2025年10月に科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に論文が掲載された。

 多時相干渉合成開口レーダーは、橋の表面にあるレーダー波をいつも同じように跳ね返す安定したポイントを衛星が何度も観測し、橋の変化をミリ単位で検出する。これは衛星1基で何百もの橋を天候に影響を受けることなく観測可能だという。

 この測定により、橋脚の下の地盤沈下や地すべり、橋自体の素材の劣化による変化といった兆候を検知し、橋に構造的な損傷が実際に発生するはるか前に危険を特定できるというのだ。

 従来の橋の管理は、半年ごとの現地での視認検査が主流だが、主観的で費用がかかる。また橋に直接設置する「構造ヘルスモニタリング(SHM)センサー」は精密なデータを提供するものの、設置されている長スパン橋(橋脚と橋脚の間の距離が150メートル超の橋)は世界で20%に満たない。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    1979年にオフコース「さよなら」がヒット! 無茶飲みしたのは20代前半

  2. 2

    【スクープ!】自民・鷲尾英一郎陣営が衆院選期間中に違法な有料動画広告を配信! 新潟県警が刑事告発状を受理

  3. 3

    5199万円で競売にかけられる神戸山口組、井上組長の自宅

  4. 4

    寺島進の小5長男“電子たばこ”騒動で疑問噴出 収束見えず、心配される名脇役への影響

  5. 5

    「タニマチの連れの女性に手を出し…」問題視されていた暴行“被害者”伯乃富士の酒癖・女癖・非常識

  1. 6

    【2026年春のセンバツ】初戦の勝敗完全予想 大会屈指の好カード「神戸国際大付vs九州国際大付」は?

  2. 7

    侍J菅野智之が今季から所属 “投手の墓場”ロッキーズで過熱するエース争い

  3. 8

    国会で、SNSで…「高市早苗の嘘八百」はこんなにある!女性初首相は“真っ黒け”なのに手ぬるい野党の追及

  4. 9

    3.11から15年 高市首相の大暴言「原発事故での死亡者はいない」を風化させるな!追悼式も「行けたら行くわ」福島軽視の冷酷

  5. 10

    嵐・二宮和也がネトフリWBC司会のウラ事情…亀梨和也、櫻井翔のポジションを脅かす2つの理由