低迷「いだてん」V字回復の鍵は女性アスリートの感動秘話

公開日: 更新日:

 しかし、視聴率的な苦戦が続く一方で、ニュースのコメント欄やSNS上では、第1部の後半から「面白い」というコメントが目立つようになってきた。

<金栗が女子教育に力を入れたあたりから、俄然面白くなってきた>

<今一番面白いドラマであることは間違いない。2部になってさらに面白くなった>

 特に第1部のクライマックスで、関東大震災から立ち直ろうとする人々の姿を感動的に描いた第24話は「神回」として話題に。ドラマに詳しいコラムニストのペリー荻野氏はこう語る。

「私も毎回泣いてますよ。特に金栗四三(中村勘九郎)が女子体育教育に尽力する中、教え子のシマちゃん(杉咲花)が関東大震災に見舞われるあたりは圧巻でしたね。また、アムステルダム五輪でも、男子のほうが多くメダルを取っているのに、あえて人見絹枝という女性にスポットを当てている。いろいろなメッセージが入っていて、クドカン流の新しい大河を描いていると思います」

■視聴率低迷でも「神回」連発で捲土重来

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理