ジャニー氏と姉の“二人三脚”芸能界ビジネスモデル次々構築

公開日: 更新日:

 グループ全体で年商1000億円を稼ぎ出すといわれるジャニーズ事務所。芸能界で“帝国”と形容されるに至るまでにはジャニー喜多川(本名・喜多川擴=享年87)氏のプロデュース力もさることながら、ジャニー氏と二人三脚で事務所の経営面を担った姉のメリー喜多川副社長(92)の存在も大きかった。

「ジャニーさんにタレントの発掘と育成を任せて裏方に徹したのがメリーさんです。それまでヤクザとの関係が切れなかった戦後の興行界でヤクザを切り離し、独自でコンサートのためのハコを押さえて自分たちだけで制作していくシステムを構築したのはジャニーズが最初。なぜそれができたかといえば、女の子だけをお客にしたからです。ファンクラブ制度の導入もジャニーズが先駆けですし、芸能界の親睦団体である音事協に加入しなかったことも特色の一つ。エンタメは自分たちで切り開くというアメリカ仕込みの自負みたいなものがあったのでしょう」(ジャニーズ担当記者)

 気さくな人柄で、テレビ局や劇場で担当記者と顔を合わせれば気さくに雑談。帝劇の近くのコンビニで差し入れ用のスナック菓子を買っている姿もよく目撃されていたジャニー氏。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず