ジャニー氏と姉の“二人三脚”芸能界ビジネスモデル次々構築

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 グループ全体で年商1000億円を稼ぎ出すといわれるジャニーズ事務所。芸能界で“帝国”と形容されるに至るまでにはジャニー喜多川(本名・喜多川擴=享年87)氏のプロデュース力もさることながら、ジャニー氏と二人三脚で事務所の経営面を担った姉のメリー喜多川副社長(92)の存在も大きかった。

「ジャニーさんにタレントの発掘と育成を任せて裏方に徹したのがメリーさんです。それまでヤクザとの関係が切れなかった戦後の興行界でヤクザを切り離し、独自でコンサートのためのハコを押さえて自分たちだけで制作していくシステムを構築したのはジャニーズが最初。なぜそれができたかといえば、女の子だけをお客にしたからです。ファンクラブ制度の導入もジャニーズが先駆けですし、芸能界の親睦団体である音事協に加入しなかったことも特色の一つ。エンタメは自分たちで切り開くというアメリカ仕込みの自負みたいなものがあったのでしょう」(ジャニーズ担当記者)

 気さくな人柄で、テレビ局や劇場で担当記者と顔を合わせれば気さくに雑談。帝劇の近くのコンビニで差し入れ用のスナック菓子を買っている姿もよく目撃されていたジャニー氏。

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