ジャニー喜多川氏死去 戦後の「芸能界カリスマ」光と影

公開日: 更新日:

「男版の宝塚ともいうべき、男性に特化した唯一無二のアイドルを生み出し続けたエンタメ界の巨星でした」(ジャニーズ事情に詳しいジャーナリストの中村竜太郎氏)

 入院中だった都内の病院で9日、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で亡くなったと発表された、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川(本名・喜多川擴=享年87)氏。光GENJIやSMAP、嵐などの人気グループを世に送り出した功績はそのまま戦後の男性アイドル史と重なるといっていい。それはひとえにジャニー氏のタレントを発掘する“千里眼”によるところが大きかった。

「声変わりする前の男の子の写真を見れば大人になった時の顔がわかるそうで、新規にグループをつくるときはメンバー同士の個性が最大限に発揮できるよう組み合わせていました。グループのネーミングセンスもそうですが、天才プロデューサーでした」(テレビ関係者)

 そんなジャニー氏にも苦しい時代があった。

「最も大変だったのは黎明期、フォーリーブスの頃でしょう」というのはベテランのジャニーズ担当記者だ。こう続ける。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」