著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

朴槿恵前大統領の親族詐欺男性の言葉を信じたばかりに…

公開日: 更新日:

 この男性が私のマネジャーの肩書を勝手に使い、高級車の販売代理店から2億ウオン(約2000万円)相当のポルシェのリース契約をしました。毎月350万ウオン(約35万円)の60回の返済契約ですが、私は軽率にも保証人のサインをしてしまったのです。彼は済州島のホテルでの桂銀淑ディナーショーの架空の契約書(出演料は2億ウオンと書かれていたそうです)を偽造して、リース会社を信用させたのです。私は公演契約書の存在も知らず、ただサインをしてしまいました。私はポルシェすら見たことはありません。彼は2回分の支払いを済ませてから、すぐにポルシェを担保にして貸金業者から5000万ウオン(約500万円)の融資を受けて、その現金を持って姿を消しました。そのため保証人のサインをした私の元へ催促状が届くことになりました。

 韓国で32年ぶりに歌手活動再開の準備をしていた私にとっては寝耳に水の出来事でした。当時の私はこの男のためにリース代金を返済できる経済的な余裕はありません。弁護士に相談しても、保証人のサインをしてしまったために返済する義務があると説明されるだけです。結局不拘束ながら、詐欺罪で起訴されてしまったのです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ