著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

ファンクラブ名誉会長になっていただいた小泉純一郎元首相

公開日: 更新日:

 私が日本で一番思い出深い日本人政治家といえば、やはり小泉純一郎元首相です。小泉先生とは確か、1994年か95年ごろの夏、都内の小料理屋で偶然お会いしてから親しくなりました。小料理屋で私の顔を見ると、いきなり、「あんたの歌が大好きなんだよ」と気さくに笑いながら声を掛けていただきました。その後、私のファンクラブ名誉会長にもなっていただいたことも、韓国で大きな話題になりました。

 私のデビュー曲「大阪暮色」の歌詞の中で、“騙された私があほやねん”のフレーズを口ずさんだりしていました。でも、後から聞くと、一番好きな歌は「酔いどれて」とのことです。後に首相として訪米、ブッシュ大統領(ジュニア)とテキサス州の別荘で会談した時、プレスリーのようにギターを持って歌うジェスチャーをしている場面をニュースで見て、よほど歌が好きなんだなと思いました。芸能人のことをよく知っている様子でしたよ。息子さんの進次郎さんが今回フリーアナウンサーの滝川クリステルさんと結婚しましたが、やはり、芸能界好きのDNAがあるのかもしれませんね(笑い)。

 小泉先生とはその後、2000年8月に週刊誌(週刊宝石)の企画で対談させていただきました。その時、小泉先生は「アンタの歌は実に情感がこもっていて、どの歌を聞いても、日本人歌手よりも日本語を一句一句、意味を理解しながらしっとりと歌いこんでいる」と褒めていただきました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで