映画「決算!忠臣蔵」健闘 討入りなしでも満足度大の理由

公開日: 更新日:

 女性や子供たちの間で大ヒット中の「アナ雪2」ブームに隠れているが、「決算!忠臣蔵」も、客層は違えど堅調な興行を繰り広げている。公開から3週目も興収ランキング5位に食い込み、4週目も堅調。アニメや洋画大作が並ぶ中で異彩を放っているのだ。

 とはいえ忠臣蔵といえば、この時期の定番ながら食傷気味なのもまた事実。それでも本作には、類似作品とは一線を画する特徴があるという。映画批評家の前田有一氏がこう解説する。

「なんとこの映画には、吉良邸討ち入りのシーンがありません。その代わりに、主君亡きあと倒産状態に陥った播磨赤穂藩が、財政的事情で討入りに追い込まれる裏事情と、討入りの詳細な予算内訳の発表がクライマックスになっています」

 堤真一と岡村隆史のダブル主演で、監督は「殿、利息でござる!」(16年)の中村義洋。東京大学の山本博文教授の歴史解説書「『忠臣蔵』の決算書」を元に、中村監督自ら脚本化したオリジナル作だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    バレーSVリーグに現役選手から不満爆発!《ハテナがつく事ばかり》の現状招いた真犯人

  3. 3

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安

  4. 4

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  5. 5

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  1. 6

    巨人・坂本勇人「引退→即監督就任」に現実味 数々の女性問題にも動じぬ“精神力”が好材料に

  2. 7

    最重鎮OB廣岡達朗氏が巨人を一刀両断「野村克也の教え子がシーズン終了まで代行なんて冗談じゃない」

  3. 8

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  4. 9

    ナフサ由来の資材不足で酷暑の真夏にエアコンが使えなくなる「電気代補助」で利用促進も本末転倒

  5. 10

    ゾンビたばこ羽月隆太郎が涙の激白 広島内で「関与は6人」「壮絶イジメ」「裏切り」【会見全文】