映画「決算!忠臣蔵」健闘 討入りなしでも満足度大の理由

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 女性や子供たちの間で大ヒット中の「アナ雪2」ブームに隠れているが、「決算!忠臣蔵」も、客層は違えど堅調な興行を繰り広げている。公開から3週目も興収ランキング5位に食い込み、4週目も堅調。アニメや洋画大作が並ぶ中で異彩を放っているのだ。

 とはいえ忠臣蔵といえば、この時期の定番ながら食傷気味なのもまた事実。それでも本作には、類似作品とは一線を画する特徴があるという。映画批評家の前田有一氏がこう解説する。

「なんとこの映画には、吉良邸討ち入りのシーンがありません。その代わりに、主君亡きあと倒産状態に陥った播磨赤穂藩が、財政的事情で討入りに追い込まれる裏事情と、討入りの詳細な予算内訳の発表がクライマックスになっています」

 堤真一と岡村隆史のダブル主演で、監督は「殿、利息でござる!」(16年)の中村義洋。東京大学の山本博文教授の歴史解説書「『忠臣蔵』の決算書」を元に、中村監督自ら脚本化したオリジナル作だ。

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