テレ朝バラエティー番組の“テレ東化”が止まらない

公開日: 更新日:

「YOUは何しに日本へ?」や「池の水ぜんぶ抜く」「バス旅」……知恵と工夫と遊び心で、独自路線を開拓してきたテレビ東京のバラエティーだが、さすがにアイデアも枯渇したのか、新たなヒット番組がなかなか生まれてこない。

 その一方、「テレ東よりテレ東っぽい」と評判を呼んでいるのがテレビ朝日のバラエティーだ。

「例えば、『秘境路線バスに乗って飲食店を見つける旅 バスサンド』と『海なし県・秘境でお寿司屋さんを探す旅!』。サイコロを振って進むというのは以前、テレ東で放送していた『電車&バスで行く!すごろくの旅』の亜流です。また、『10万円でできるかな』の1000円ガチャは『モヤモヤさまぁ~ず』の恒例イベントでした。テレ東の番組をうまくアレンジして好感度芸人ナンバーワンのサンドウィッチマンをMCに起用、番組の好感度もアップといったところですね」(テレビウオッチャー)

 しかも、タイムテーブルが絶妙だ。

 例えば、月曜は19時台は「帰れマンデー見っけ隊!!」、20時台は「10万円でできるかな」、21時台は「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」というラインアップで、3番組が並ぶことはまずない。「Qさま」は月1、2回放送、あとは「帰れマンデー」と「10万円でできるかな」の3時間SPがほとんど。2本分で3時間番組を作って予算削減している。

 ヒット番組の鉱脈はテレ東にありだが、テレ朝がうまく応用しているといったところか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも