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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

中居の爆笑会見は勝新以来 目指すはタモリか所ジョージか

公開日: 更新日:

 2月21日に行われた中居正広ジャニーズ退所会見は昨今のテレビの中ではダントツに面白かった。中居自ら記者やカメラマンをお出迎え、会見中も笑いが絶えず。普段なら意地の悪い質問をする記者もすっかり中居のペースに巻き込まれ、ファンミーティングかと勘違いするほど穏やかで一体感があった。

■「もうパンツははかない!」以来の爆笑会見

 マリフアナとコカインをパンツの中に隠し持って現行犯逮捕された勝新太郎が「もうパンツははかない!」という名言を放った記者会見以来の爆笑会見ではと思う。

 勝新はその破天荒ぶりと貫禄で記者をケムに巻いたが、中居は長年バラエティーのMCで培ったトークのスキルで記者を丸め込んだ感じ。ジャニーズの30年はムダじゃなかった。地頭の良さに改めて気づかされた。ジャニーズにとって中居の前に中居なし、中居の後に中居なし!

 新会社は「のんびりな会」。なんとも脱力な名前だが、これからは「のんびりやっていこう」ってことだろう。一生遊んで暮らせるほどお金もあるし、あくせく働かなくてもいいとは羨ましい。

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