深夜ドラマ「死にたい夜」で光る賀来賢人のカメレオンぶり

公開日: 更新日:

 同作は「爪切男」氏の人気ノンフィクションノベルのドラマ化で、番組HPによると、〈女性に振り回され続けた、どうしようもない男の“実録”〉だ。

 主演は、2018年放送の連ドラ「今日から俺は!!」(日本テレビ)の賀来賢人(30)。高校生時代に学校一の美女から「笑った顔が虫の裏側みたい」と言われ、女性にトラウマを持つ主人公・浩史を演じている。

「その浩史が、“唾液を売る”ことで稼ぐミュージシャン志望のアスカ(山本舞香)と出会ってすぐに同棲。第2話では病んだアスカから首を絞められながらそれを許容する浩史を、“さっきすれ違った中にこんなヤツいるかも”な感じで演じている賀来がいい」(前出の亀井徳明氏)

 アスカ役の山本も、際どいシーンと屈託ない笑顔が好評で、初回放送後にはツイッターでトレンド入り。

「視聴率ではGP帯の1割にも満たないかもしれませんが、数字には表れないインパクトを残しています。“カメレオン俳優”の賀来は、竹内『テセウス』、佐藤『恋つづ』のような、GP帯で分かりやすい女子ウケとは一線を画したところで勝負している。どうしても応援したくなってしまいますね」(前出の亀井徳明氏)

「今日俺」に夢中になったオジサンこそ一見の価値アリだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 4

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  5. 5

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  1. 6

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  2. 7

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    小嶋陽菜はブランド17億円売却後に“暴漢トラブル”も…アパレル売れまくりの経営手腕と気になる結婚観

  5. 10

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  5. 5

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

  3. 8

    最終盤の宮城県知事選は仰天の展開! 高市首相応援の現職vs昭恵さん&参政党支援の元自民議員でデッドヒート

  4. 9

    小川晶市長「ラブホ密会」の震源地…群馬・前橋市のナイトスポットで“まさかの声”続出

  5. 10

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル