上田監督「カメ止め」完全リモート版製作でリベンジなるか

公開日: 更新日:

 2018年に大ヒットした映画「カメラを止めるな!」(カメ止め)のスタッフ、キャストが再結集した約20分の短編映画「カメラを止めるな!リモート大作戦!」の製作が発表されたのは13日のこと。

 新型コロナの感染拡大の影響で、映画やドラマの撮影が実質的にストップしている状況を受けて、上田慎一郎監督(36)やスタッフ、キャストが一度も顔を合わさない“リモートワーク”での製作を模索。外出自粛を余儀なくされている日本を舞台に、「今月中に再現ドラマを1本作って」と依頼された映像ディレクター・日暮(濱津隆之=38)がスタッフ、キャスト全員を自宅待機にしたまま、完全リモートで製作に挑み、完成次第、YouTubeで配信するという。

「カメ止め」は製作費わずか300万円、公開2館でスタートしたが、公開劇場には行列ができ、公開規模がどんどん拡大。興収31.2億円の大ヒット作となった。上田監督は昨年、長編第2弾「スペシャルアクターズ」を世に送り出したのだが、「製作費は5000万円で松竹が配給。しかし、期待が大きかったこともあってか見事にコケてしまい、公開館では閑古鳥が鳴いてしまった」(興行関係者)。

 上田監督にとってはアイデア勝負のまさにリベンジの大チャンス。どこまで視聴回数を伸ばすか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い