ベスト10に6冊の快挙…乃木坂46写真集がバカ売れするワケ

公開日: 更新日:

 乃木坂関連の写真集が圧倒的な強さを見せる理由は何か。「日経エンタテインメント!」誌上で「タレントパワーランキング」の執筆なども手がける美少女評論家の高倉文紀氏は、「グループとして旬で、メンバーの個性が際立っていてそれぞれレベルが高いことは大前提」とした上でこう語る。

「単に著名なカメラマンや写真集慣れした編集者が主導して作っていくのではなく、プロデュースの段階から本人も参加し、自らが主導しながら、自分の強みや魅力を表現できていることが理由のひとつだと思います。ただし、それはひとりでできるものではない。背景には、女性ファッション誌でモデルをやったり、女優として活躍していたりするメンバーも多いので、スタッフとの“協力体制”がよく築けていることがあるはず」

 もちろん、ファッション誌でモデルを務めることによる「女性人気の高さ」もあるという。さらに高倉氏は販売戦略の巧みさも指摘する。

「SNSをうまく活用していますね。もともと乃木坂メンバーはツイッターをやっているメンバーは少なかったのですが、写真集の専門アカウントを作り、発売前も発売後も、そこにメーキング写真やアザーカット、特典映像などの情報を出し続けるんです。そこをメディア化することでファンの心に響くし、ファン以外にも情報が波及し続ける仕組みです」

 スタッフとの信頼関係をベースにした「自己プロデュース能力」と巧みな販売戦略。乃木坂写真集の快進撃はしばらく続きそうだ。 

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  1. 6

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  2. 7

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  3. 8

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  4. 9

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  5. 10

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情