渡哲也さん「ご苦労様」の一言で楽屋スタッフは魅了された

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 「みんなが一瞬でファンになった」――。

 10日に肺炎で亡くなった渡哲也さん(本名・渡瀬道彦)について、広告代理店勤務の女性はこう振り返る。

「あれは2000年8月、都内で『21世紀の石原裕次郎を探せ!』と題したイベントが開かれた時のことです。このイベントでは、応募総数5万2000人余りの中から、今も俳優で活躍されている徳重聡さんがグランプリに選ばれたのですが、この時、スーツ姿の渡さんが突然、楽屋に顔を出して、スタッフの私たちにこう言ったのです。『今日はご苦労様。いろいろ、ありがとう。よろしくお願いします』と。言葉は少なかったけれども、偉ぶることもなく優しい口調で語りかける姿に、私も周りにいたスタッフも皆、顔を見合わせて感動したのを覚えています」

 渡さんの人柄がよく表れているエピソードではないか。

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