ずん・やすさん ネタのために自己破産して真面目に働いた

公開日: 更新日:



■飯尾の背中を追いかけ

 当時の若手には借金してる芸人が多くて、他の芸人なんて「消費者金融でお金下ろしてくる」って自分の銀行みたいに言ってましたからね。

 僕は「ヘーシンク」というコンビをやっていて30歳の時に解散、同じ時期にコンビを解散した同じ事務所の飯尾(和樹)さんとコンビを組むことになったんです。「借金を工面する時間ばかりでネタ作りがおろそかになってはいけない!」と考え直し、自己破産して真面目に働くことにしました。

 結局は親に泣きついて弁護士費用を借りたりしました。親にはその前から「ちょっと5万円振り込んでくれないか」とか公衆電話からよく頼んでその金もパチンコにつぎ込んでまして、今、自分で話していて恥ずかしくなります。

 20年前、30歳で「ずん」を組んでから真面目に週5でバイト。建築現場で水道工事の仕事をしました。

 相変わらず節約生活で、ご飯は米を1合炊き、お茶漬けのもとを混ぜてでっかいおにぎりを作って持っていき、昼休みにコンクリートむき出しの現場で食べてしのいでいました。お茶漬けのもとは味がのびるし、中のアラレがお米の水分で膨らんで昼ごろにシナッとなっておいしい具になるんです! 貧乏だったから生まれたグルメ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃