家庭が貧しかった見栄晴さん 1浪するも欽ちゃん宅で猛勉強

公開日: 更新日:

「欽ちゃんのどこまでやるの!」の見栄晴役でデビュー以来、活躍し続けている見栄晴さん(53)。実は幼い頃から貧乏? 幼少時代から欽ちゃんとの大学受験の勉強会、役名が芸名になった逸話を語ってくれた……。

  ◇  ◇  ◇

 実はずっと貧乏してました。8つの時にオヤジが亡くなってから。生前にオヤジが造った、5人しか入れない3坪ほどの小さな食堂が自宅の横にあり、オヤジの死後はオフクロが働いて、僕を女手ひとつで育ててくれました。

 小学生時代は好きな物を買ってもらえなくて。四十数年前、5段ギアの自転車がはやっていて、みんなが持っていたから、「僕も欲しい」と言ったんです。

 するとオフクロは「お金がないから」とは言わず、「みんな買ってもらってるなら買ってあげてもいいけど、今、我慢して1年待ったらみんなより新しいタイプの自転車に乗れるよ」と。元教員なので、説得力のある言い方をする(笑い)。1年後に買ってもらったけど、たぶん1年間でお金を貯めたんですね。

 中学で野球を始めた時は、グラブは親戚の子供のお古をもらってたし、「うちは貧乏なんだなぁ」と思ってました。

「劇団いろは」に入りましたけど、当時の児童劇団は「子供をスターにする」というより習い事のひとつという感じ。

 僕は一人っ子だから人とコミュニケーションを取れるように入れられたんです。

 高校はお金がかからない都立に入った後、「欽どこ」に出るようになった頃も劇団所属。ギャラはいくらかわかりませんけど、オフクロに渡るようにしてました。

「欽どこ」に長く出ていたと思ってる方が多いですけど、高校1年から3年までのたった2年しか出てないんですよ。僕が2代目で、その後、3代目見栄晴を別な人がやられていましたから。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変