竹内結子さんと三浦春馬さんに「共通項」…心理学者が分析

公開日: 更新日:

一段楽した時に“魔が差す”危険性

 相次ぐ芸能界の自死……中でも竹内結子さんと三浦春馬さんは共演経験があるだけでなく、真摯で、誰にでも優しく、自身の家庭環境が複雑だったことなど多くの共通点がみられた。「2人とも過去の交際相手が極端なワガママで……こんな優しい人たちが悲しいことになるなんて、と話していたんです」(ヘアメーク)という話もある。竹内さんはCMのイベントに登壇したばかり、三浦さんもドラマの撮影が順調に進んでいた直後の出来事だった。

「社会全体がコロナ禍で必要以上に不安をあおられ、そこに個人的な要因が上乗せされ、限界に達し、突発的に行動を起こした可能性が高いといえます。俳優という仕事柄、繊細で他の人以上に深刻に受け止める傾向もあるでしょうし、真面目な性格ゆえ、自分を責め、パートナーのわがままも受け入れ、無理を重ねてしまう。そんな中、ふと気が抜けるとネガティブな感情が湧き起こり“魔が差す”瞬間ができてしまう。竹内さんが三浦さんと同じクローゼットを選んだという点から、三浦さんの影響は否めないでしょう」(前出の富田氏)

 後追いについては、三浦さんより竹内さんのほうが危険だと警鐘を鳴らす。

「昔ほど芸能人に熱狂しないので、三浦さんのような憧れの男性を後追いする危険性は薄いと思います。それより、竹内さんのような“親しみやすい女優”のほうが同世代女性に対する影響が大きい。自己実現の方法をマルチにする、いい意味でのいい加減さでネガティブ思考にならないように心がけるなど、負の連鎖が続かぬよう心を整えることが大切です」(前出の富田氏)

 芸能界に限らず、心の闇にのみ込まれる人がこれ以上増えないことを祈るばかりだ。

 ◇ ◇ ◇

【相談窓口】

■日本いのちの電話連盟

 ●ナビダイヤル 0570・783・556
  午前10:00~午後10:00

 ●フリーダイヤル 0120・783・556
  毎日:午後4:00~午後9:00
  毎月10日:午前8:00~翌日午前8:00

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも