著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

美川憲一が前代未聞の裁判「貸した金」か「もらった金」か

公開日: 更新日:

 2000年、美川憲一と京都の不動産会社経営者O氏との間で起きた金銭を巡る裁判。第一報はフジテレビの朝の情報番組だった。O氏が独占インタビューで登場。京都地裁に「美川に対して1億6000万円の返還」を求め提訴したことと、経緯を明かした。

 かつては信頼関係にあったはずの美川と元後援会会長。2人の間でなにがあったのか? そしてなによりも驚いたのが個人に貸した金額だった。告発された美川は「お金を借りたことも、受け取ったこともない」と真っ向から反論。

 裁判など対立軸にある話は世間の最大の関心事。他のメディアも臨戦態勢に入った。京都郊外のO氏邸には大勢の報道陣が押し寄せた。「裁判ではっきりさせる」と堂々と対応したが、「Oさんもちょっと怪しい」というような空気もメディアの中には流れていた。

 その背景にあったのがO氏の風貌と言葉。パンチパーマに少し乱暴な京都弁でまくし立てるようなしゃべり方だった。事件絡みの一般人の取材では、どうしても見た目も判断材料のひとつにしてしまいがち。「人は見た目が一番」か「人は見た目によらぬ」なのか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?