著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

美川憲一が前代未聞の裁判「貸した金」か「もらった金」か

公開日: 更新日:

■O氏の言っていることにウソはない

 きちんと対面で取材しようと、私はテレビや新聞がO氏の取材を終わったのを見計らい、時間をおいて夕方遅く訪ねた。

「出掛けていて帰りは遅くなると思います」と家人の丁重な言葉に手応えみたいなものを感じた。

 京都市内からはかなり遠いこともあり、門の前で待った。9時を回ったころに帰って来たO氏に声を掛けた。想定通り「さっきみんなに話したでー」と断ってきた。

 新聞と同じ話を聞いても週刊誌は成立しない。「改めて聞きたい」と説得。家に入れてもらい取材はかなった。応接間で対面。雑談も入れながら次第に和み始めたが、話が核心になるとO氏はヒートアップ。そばで聞いていた奥さんが「うちの人の話は京都弁が強く、東京の人にはわかりにくいでしょう」とわかりやすく説明してくれたので助かった。2時間ぐらい取材して市内に戻り、同僚記者と遅い食事をしながらO氏の信憑性を含めた印象を話した。


 テレビの会見だけでは「本当だろうか」と疑う側面もあったが、じっくり話を聞くと、「O氏の言っていることにウソはない」が率直な感想。信頼に値する言葉もあった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗