著者のコラム一覧
平野悠「ロフト」創業者

1944年8月10日、東京都生まれ。71年の「烏山ロフト」を皮切りに西荻、荻窪、下北沢、新宿にロフトをオープン。95年に世界初のトークライブ「ロフトプラスワン」を創設した。6月、ピースボート世界一周航海で経験した「身も心も焦がすような恋」(平野氏)を描いた「セルロイドの海」(世界書院)を刊行。作家デビューを果たした。

日本中のトーク空間は「ロフトが導火線」と自負している

公開日: 更新日:

 ロフトプロジェクトの本拠は、新宿の多国籍エリアのビルにあり、その1階に「ネイキッドロフト」がある。

 いや「あった」と言うべきだろう。2020年12月31日をもって「新宿での営業を終了する」ことになったからだ。

 ここからは、ロフトプロジェクトの加藤梅造社長との会話――。

「こんな時期に事務所も店舗も移転するなんて」

「ビルが老朽化して危険です。それから……。これは企業秘密です」

「世間的にはネイキッドロフトは閉店と思われている。小さな店ながらコロナ前までは素晴らしい売り上げがあった」

「ネイキッドロフトは潰しません。2021年の早い時期に再開します」

「事務所はどうする?」

「今はリモートの時代です。小さな机を置いただけの新事務所を西新宿に確保しつつあります」 

「これからも<3密>は続く。赤字経営の中、事務所とネイキッドロフトの移転に1000万円以上はかかるだろう」

「苦渋の決断ですが、まだロフトは頑張れます」

 ☆ ☆ ☆ 

 76歳という数字が、老いに直面した後期高齢者の気持ちにズシリとのしかかってくる。ロフトの経営には口を挟まず、若い人たちのやることを応援していきたい。

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