弟子の一之輔は本当に寄席が好き。寄席を休みたくないと…

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「それがうれくてねえ」

 一朝は笛の名手としても知られ、歌舞伎座の囃子方として吹いていたこともある。さらに、夫人は5世片岡市蔵の娘さんで、現在活躍中の6世市蔵と片岡亀蔵は義弟に当たる。歌舞伎との関わり合いは後でたっぷり伺うとして、初めに一之輔のことを聞いてみた。

「21人飛び越しての抜擢真打ち昇進は、師匠として喜ばしいもんですよ。当時の落語協会会長、柳家小三治師匠のお声掛かりで、めったに若手を褒めない会長が珍しく褒めてくれた。昇進した年は真打ち披露興行や親子会で、あたしまで忙しくなりまして」

 当時一朝は、「今のあたしは一之輔バブルです」と言っていた。

「その通りでね。師弟がしょっちゅう一緒でした。最初の披露興行が鈴本演芸場で、一之輔が毎日ネタを変えるというから、あたしも変えた。『負けねえぞ』てなもんですよ。10日間で10席。次の末広亭でも毎日変えてたら、4日目に一之輔が、『もう勘弁して下さい』って言う。『師匠、大人げないですよ』だって(笑い)。こっちは、あいつが変えてるから倣っただけなのに、勝手に降参してきた」

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