朝のワイドショー相次ぎ終了…“負け組”に足りなかったモノ

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 この4月から、朝8時のテレビ風景ががらりと変わる。フジテレビ系ワイドショー「とくダネ!」とTBS系「グッとラック!」が3月で終了し、MCの小倉智昭立川志らくも交代するという。どちらも視聴率の低迷が理由だが、とりわけニュースものの取り上げ方に失敗したのが大きかった。

 同時間帯の世帯視聴率でダントツのテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は、どこが違うのか。堅いニュースを羽鳥パネルで丁寧に解説して、玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)や長嶋一茂(スポーツキャスター)らがこじらせたり、鋭く突っ込んだりする。

 このわかりやすさと小気味よさが好評なのだが、だったら、お笑い芸人や人気ブロガーにこれをやらせればもっとウケるだろうと、「とくダネ!」と「グッとラック!」はカズレーザー田村淳を起用して、墓穴を掘ってしまった。

「羽鳥パネルは取材や準備・制作に時間とカネが結構かかっている。そこをタレントの薄っぺらいコメントとVTRで埋めようとしたのですから、番組離れが起こるのは当然でした。新型コロナウイルスを連日取り上げるようになってからは、その差は歴然でしたね」(テレビ雑誌編集デスク)

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