「ありがとう」とは言うものの二言目には「もう死にたい」

公開日: 更新日:

 いやはや実母が老いてきて自力では動けなくなった。これまで諸先輩方の介護話を大変だなぁと他人事のように聞いていたが実際はとても大変だ。

 転ぶともう自分では起きられなかったが、今年に入り、歩けない・寝返りも打てなくなった。夫・妻・親などの介護問題。

 長く壮絶な経験をされた橋幸夫さんや湯原昌幸さん、安藤和津さん、杉田かおるちゃんら。家族で一致団結して頑張れる場合はまだしも独身やひとりっ子だと24時間担当となり、施設を頼らずに自宅で、となると仕事か介護のどちらかを選ぶことになり、だいたいの人は仕事を一時期休むことに。私は弟が母と同居で頑張ってくれているので感謝。

 食事の世話・オムツを替えたり、お風呂に入れたり、本当によくやってくれている。どうしても外せない仕事の時にだけ私が交代するのだが、肩や背中も痛がるので横でウトウトしても熟睡は出来ない。手や足の爪を切ったり、背中をさすったり。「ありがとう」とは言うものの二言目には「もう死にたい」と言われればやるせない。父は20年以上前に心臓でぽっくり死んでしまい、もう少し長生きして欲しかったが180センチで体格の良い大男だったので介護となれば大変だっただろう。45キロの母を抱えるのだってこんなに大変なのだから。1日見ただけでギックリ腰です。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発