鶴瓶さんには敵がいないのか? 行動や人柄は素晴らしい

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 笑福亭鶴瓶さんと凄く久しぶりにたくさんおしゃべりしてとても楽しかった。「チマタの噺」という鶴瓶さんのレギュラー番組にゲスト出演。その2週間ぐらい前に、たまたま局の廊下で会って「今度いっぺん出てや」ということで連絡をくださりトントンと決まり、ありがとうございました。年明け1月の放送。

 しゃべりで食べてるので誰とでもしゃべるけど、お笑いはお笑い同士でしゃべるのが楽。しかも上級者。面白いことしかしゃべらない。ああ、幸せ。鶴瓶さんの方がずっと年上だしかなり先輩なのだけれど、全国区で本格的に売れだした頃が同じぐらいなので80年代、90年代に特番など一緒の仕事もたくさんして、おかしい思い出もいっぱい。そして私の仲良しの笑福亭笑瓶の師匠でもあり、笑ちゃんが東京進出で私と同じ事務所に入ることになった時(30年ぐらい前の話)、わざわざ「笑瓶を頼みます」と私にまで頭を下げ、びっくりしたけど私も偉そうに「わかりました」とうなずいたりした。

 普通、事務所の移籍などは揉めたりしばらく干されたりするものだがその時とてもスムーズだったのは、鶴瓶さんのそうした行動や人柄だと思う。スカウトデビューでポッと出の私はタレント養成学校にも行ってないし、師匠もいないので、陰で弟子のために頭を下げてくれたり、いつまでもお年玉をもらったりする笑ちゃんが羨ましく思う。そして、吉本のタレントばかりの番組でも鶴瓶さんだけが、そこに違和感なくいたりすることも多い。素晴らしい。この人は敵がいないのか?

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