鶴瓶さんには敵がいないのか? 行動や人柄は素晴らしい

公開日: 更新日:

 笑福亭鶴瓶さんと凄く久しぶりにたくさんおしゃべりしてとても楽しかった。「チマタの噺」という鶴瓶さんのレギュラー番組にゲスト出演。その2週間ぐらい前に、たまたま局の廊下で会って「今度いっぺん出てや」ということで連絡をくださりトントンと決まり、ありがとうございました。年明け1月の放送。

 しゃべりで食べてるので誰とでもしゃべるけど、お笑いはお笑い同士でしゃべるのが楽。しかも上級者。面白いことしかしゃべらない。ああ、幸せ。鶴瓶さんの方がずっと年上だしかなり先輩なのだけれど、全国区で本格的に売れだした頃が同じぐらいなので80年代、90年代に特番など一緒の仕事もたくさんして、おかしい思い出もいっぱい。そして私の仲良しの笑福亭笑瓶の師匠でもあり、笑ちゃんが東京進出で私と同じ事務所に入ることになった時(30年ぐらい前の話)、わざわざ「笑瓶を頼みます」と私にまで頭を下げ、びっくりしたけど私も偉そうに「わかりました」とうなずいたりした。

 普通、事務所の移籍などは揉めたりしばらく干されたりするものだがその時とてもスムーズだったのは、鶴瓶さんのそうした行動や人柄だと思う。スカウトデビューでポッと出の私はタレント養成学校にも行ってないし、師匠もいないので、陰で弟子のために頭を下げてくれたり、いつまでもお年玉をもらったりする笑ちゃんが羨ましく思う。そして、吉本のタレントばかりの番組でも鶴瓶さんだけが、そこに違和感なくいたりすることも多い。素晴らしい。この人は敵がいないのか?

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する