「ボス恋」上白石萌音“高視聴率ヒロイン”定着に必要なこと

公開日: 更新日:

 “ボス恋”は、熊本から上京して“人並みの生活”を求めるヒロインが、超一流ファッション誌という派手な世界に身を投じて繰り広げる「胸キュンお仕事ラブコメ」。

「世帯視聴率は視聴者にはもちろんのこと、もはやテレビ局にとってもスポンサーにとっても気にすべき数字ではなくなっていますが、それでも意味はあると思います。“ボス恋”の場合、ネット上での評価と視聴率がここまで乖離しているのも珍しい」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏は、こう続ける。

「ネット上では〈映画のパクリ〉〈少女漫画や過去のラブコメの切り貼り〉〈ヒロインに共感できない〉といった否定的な意見も少なくありませんからね。その一方で、子犬的魅力全開の玉森裕太さん、実はイイ奴ドSイケメン役の間宮祥太朗さん、美しいボス役の菜々緒さん、珍しくイケオジ役のユースケサンタマリアさんなど、個々の出演者に焦点を当てて見ていく楽しみがあります。あまりこねくり回すよりも、地上波GP帯のドラマをリアルタイムで見る層には、“これぐらいベタでいいのかも”という確信犯的な計算も、うっすら感じたりしますけどね」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較