コロナ直撃「日光さる軍団」名物校長・村崎太郎さんの奮闘

公開日: 更新日:

「4月がどん底で、前年比でお客さんは1割ほど。30人の従業員の人件費が月1000万円、約70匹いるお猿さんのエサ代が100万円、これに水道光熱費や施設の定期メンテナンス、約2000坪の駐車場代などの諸経費がかかりますから、とてもじゃないですが売り上げでは賄い切れません」

 大道芸公演などのイベント出演も自粛、中止。キャンセルの嵐に見舞われた。

「昨年4月と5月の2カ月だけで5000万円の大赤字。芸歴40年になりますが、最大のピンチでした」

 そこで5月中旬、クラウドファンディングを立ち上げ支援を呼びかけた。

「目標額は500万円。どうなるかと不安でしたが、いざ蓋を開けると2週間ほどで目標額を達成し、終了日までに617万8000円も寄せていただきました。しかもクラウドファンディングのほかに直接振り込んでくれたサポーターさんもいらっしゃって、総額は1000万円超。近隣の農家さんも野菜や果物をたくさんお届けしてくださるので、本当に助かっています」

 あまり知られていないが、同軍団には、害獣として捕獲され、殺処分の直前に持ち込まれる“保護ザル”もいる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲