「東京ヴォードヴィルショー」率いる佐藤B作は良い呑み助

公開日: 更新日:

 扨、アタクシ石倉三郎と云う、ケチな三文俳優であります。只今佐藤B作氏率いる東京ヴォードヴィルショーの客演者としまして参加致しておりまして、先月(三月二十四~六月八日迄)から東京近県及び東北地方を巡演しております。こういう一座と云うもんは誠に楽しいものでして、シミジミ楽しんでおります。

 一座の役者達との日常のやりとり、終演後の一杯(今はコロナのせいで、ままになりませんがネ)いいモンですなあ。アタシの場合、その土地その処の名物なんぞは余り興味がない。若手の俳優、女優サン達は、アッチコッチ時間があれば見物に行っている。まあ一体に役者にでもなろうとする者は、先ずもって好奇心が強い人が多いらしい。アタシなんざあ、もう情けないくらい好奇心と云うモノが無い、つまりはメンドクサイ! 時間があればホテルの部屋に籠ってビールか何んかを呷って、黄昏刻にでもなればヒョコっとメシ喰い兼ねて宿の近くで一杯位のモンで、誠にもってだらしがない。こんなんじゃいけネー駄目だなあと思っても仕方ない。オレという奴は昔からこうだったかなあ! と思い返しても、まあそうだったんだろうなあと。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋