舞台俳優は腕がしっかりしてないと通用しない、日々勉強

公開日: 更新日:

 刑事、気のいいおじさん、時代劇の悪役と、幅広い演技で映画、テレビドラマなどで活躍する石倉三郎。彼が元コント・レオナルドという芸人だったことを知らない人が多い。今回は三郎の波乱に満ちた芸人渡世と俳優人生を、たっぷり語ってもらった。まずは、近年増えている劇場出演について伺おう。

  ◇  ◇  ◇

「11月は15日まで明治座公演に出てました。檀れいさんと中村橋之助さんの『恋、燃ゆる。』で、俺は橋之助さんの相談に乗る住職の役。これまでは使い込みをする商家の番頭みたいな敵役が多かったんで、坊さん役は悦に入ってました」

 映画やテレビドラマと舞台の芝居はどこが違うのだろうか。

「舞台のいいところは、毎日同じ芝居をやってるんで、役を作り込めるということですかね。舞台俳優は腕がしっかりしてないと通用しません。いまだに日々勉強ですな」

 続いて12月は2日から6日まで、両国のシアターX(かい)での劇団若獅子公演、「白野弁十郎」に客演する。

「座長の笠原章さんは、『国定忠治』のような新国劇の名作を受け継いで演じてる継承者で、今回の白野も、新国劇の創設者、沢田正二郎から島田正吾先生、緒形拳さんが演じた演目でね。それをやるってんだから、うれしいやね。俺は白野の恋敵の役なんで、楽しみにしてますよ」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に