田村正和さんは美学貫く 私生活明かさず人前で食事せず

公開日: 更新日:

 4月3日に都内の病院で亡くなっていたことがわかった、俳優の田村正和さん(享年77)。4月中旬までに近親者のみで葬儀が行われ、亡くなってから1カ月以上経ってから届いた訃報だった。

 田村さんといえば、代表作の「古畑任三郎」シリーズ(フジテレビ系)を始め、昭和、平成と、時代劇から恋愛もの、コメディものと数々のドラマで演じた役柄のイメージが強いが、その一方で、私生活はベールに包まれていた。

「妻の和枝さん、一人娘のお子さんとの生活などプライベートな話をすることはほとんどありませんでした。人前で食事をするのを極力控えるなど、独特の美学を貫いているところがまさにスターでした」(女性週刊誌記者)
 
 2018年、「眠狂四郎 the Final」(フジテレビ系)で、20代後半で演じた眠狂四郎を73歳の田村さんが再び演じることが話題になり、当時のインタビューで「見どころは、この歳でもこのくらいできるところかな」と話し、自信をのぞかせていた。

 ところが、写真週刊誌「フライデー」の直撃取材を受けた際、「眠狂四郎 the Final」の試写を見た田村さんは、「『これじゃダメだな』と痛感したんだ。オンエアを見る気にさえならなかった」と語り、事実上の引退宣言をしていた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾