YouTubeチャンネル「釣りよかでしょう。」“その瞬間”とは

公開日: 更新日:

 チャンネル登録者数158万人を誇るYouTubeチャンネル「釣りよかでしょう。」。佐賀の愉快な仲間6人が繰り広げる映像は釣りファンを中心に大人気! リーダーのよーらいさんとむねおさんが「その瞬間」を語ってくれた。

  ◇  ◇  ◇

 ――YouTubeを始めたのはいつからですか。

よーらい 最初は2009年から僕が1人でニコニコ動画で始めたのですが、収益化のことなどを考え、16年にそれまでの仕事を辞めてYouTubeを1人で始めました。最初は友だちに動画に出演してもらって、自分で撮影して編集していました。1年目はYouTubeだけで食べていけるような状況ではなかったですね。その後、佐賀県神埼町の地元の友だち2人が仕事を辞めてメンバーに加わり、やっていけそうな感じがして3人でYouTubeで食べていこうってことになりました。それから1、2年ほどは友だちが増えたり代わったりして今の6人になりました。

 ――むねおさんが加入したのはいつからですか。

むねお 演者としては最初から動画に登場してました。よーらいは幼馴染みです。住んでいるのが隣町で一緒の習い事に通っていました。本人を目の前にして言いにくいけど、よーらいは天才かなって思いますね。僕はスポーツでも何でもある程度、他人よりもできた方だけど、よーらいが近くにいると自分が凡人って思っちゃう。とにかく器用です。ピンチになっても平気で乗り越えるところがあります。

 ――メインチャンネルの登録者数は158万人います。動画数もすごい数ですね。

よーらい これまで投稿動画数は……ウ~ン数えられないくらいですね。2000本とか3000本はあると思います。YouTubeでスタートして4年間は毎日1本以上アップしました。1週間で10本投稿を3年間やって、その後の1年間は毎日1本ずつ。今年はコロナの影響もあって週末だけ投稿しています。

 ――魚を釣り上げるのに悪戦苦闘する映像が再生数に結びついているのでしょうね。

よーらい 再生数を増やすのは「戦略」です。タイトルの付け方やサムネイルの作り方、動画を投稿する時間帯、投稿動画の長さや視聴維持率(どれくらいの人が動画を見ているかを示す数字)などを分析することで動画再生数は伸びます。諦めずに魚を釣り上げることは再生数には関係ないんですよ。撮ってきた素材をYouTubeの「急上昇」に乗せようと戦略的に頑張りますけど。釣りは本当に楽しくやってるだけなんです。

むねお もちろん釣れたらうれしいですし、楽しいのですが、釣りがキツかったらテンションも下がってしまう。楽しんでいないとカメラに映っちゃいますからね。みんなでやっていて、結果的に再生数が伸びなかったら悲しいですから、本気で楽しむのは大事にしている部分ですね。

人気タレントも登場

 ――これまでで、やっていて面白い! と思った瞬間、やった! という瞬間を教えてください。

よーらい やっぱり想定外のことが起きるのが一番面白い。以前こんなことがありました。マグロ釣りで、釣れた! って釣り上げる瞬間、サメにガブッて食われちゃいまして! もし釣り人ならせっかく釣れたマグロが目の前でサメに食われたら悔しいですよね。でもYouTuberとしてはそれが「やった!」って思う瞬間。再生回数も予想通り伸びました。想定外のことの方が僕たちもワクワクするし、映像になったら面白いはずだって思います。

 ――女優やタレントなど、著名人が参加している動画もあります。

よーらい 多くのタレントさんが動画を見てくださって、実際にお会いすると釣りの話で盛り上がって「一緒に行こう」って話になるんです。僕たちの動画は友だち同士の遊びの延長、出演してくださっている芸能人の方も友だち感覚で出演してくださっていると思います。「動画撮ってもいいですか?」と聞くと「いいですよ」って言ってくださるので。

 ――一番楽しかったのはどこで釣った時ですか。

むねお 3年前に行ったオーストラリアです。船で海や湖に行って、いろいろ釣りました。メンバーのきむがカジキをかけたり、バラマンディという古代魚が釣れたり。日本とはスケールが違う。面白かったですね。

よーらい コンビニもないような離島での1泊2日の釣りが楽しかったですね。コロナ禍で今は離島に行けませんが。

(聞き手=浦上優)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  2. 2

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  3. 3

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    前橋市長の「ラブホ通い詰め」だけじゃない…有名女優らもキャッチされた格安ラブホ不倫劇の舞台裏

  2. 7

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  3. 8

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  4. 9

    国民民主・玉木代表が維新の“自民すり寄り”に猛ジェラシー! 総裁選後の「補完勢力」の座めぐり場外乱闘勃発

  5. 10

    杉田かおるの窮地を陰から支えていた舘ひろしの男気